今度は娘が卒業

南カリフォルニアで大学に通っていた娘がめでたく卒業。学部の表彰式が午前中、卒業式が昼頃からだったので前日に移動。当然のごとくI-5を運転してくのだが、今回は何故か無理矢理追い越して、カットインしてくる車が多かった。だんだん腹が立ってきて、ついにぶつかりそうになりながら入ってきた車にクラクションを鳴らし、中指を立てる。おまけに追いついて横からまた中指。相手は普通のアジア人のおっさんで、武器などを持ち合わせていなかったようで、相手に無視されて何事もなく終わった。息子の前で悪い大人の例を見せてしまった。反省。。。
  
金曜日の夜はIrvineのホテルに宿泊。Fairfield Inn & Suites Tustin Orange Countyと言うホテルだった。夕食はその近くに有る沖縄料理の店『ハブ屋』さん。小さな店だが美味しかった。もしこの辺りに住んでいたらしょっちゅう通うだろうなぁ。泡盛のお代わりした後ラーメン食べて、デザートまで食べた。

  
翌朝は駐車場が混むのを予想して、かなり早めに大学へ行った。6月には珍しく霧雨が降っていた。炎天下で行われた息子の高校の卒業式を考えると肌寒いくらい。表彰式はArt, Music, Dance, Dramaの学生で、奨学金をもらった人や成績優秀な人たちが参加。式の後に娘の教授で、4年間お世話に成った日系人のジャズピアニストに初めて会った。「彼女には随分お世話になりました。」などと言われて、逆に恐縮してしまった。マイルスデイビスのバンドでも演奏していた方なのに腰が低い。良い先生に恵まれたもんだ。

  
表彰式の後会場の外で出されたベーグルやコーヒーをいただく。ランチを食べる暇がないので息子はひたすら食べていた。娘は友達と、その親たちにねだられながらいつまでも写真を撮ったり撮られたり。常々「高校はバカなやつばかりで嫌いだった。大学はスマートな人ばかりで最高に楽しかった。」と言っていたのがよく分かった。頭の良さそうな音楽家のタマゴたちがみんなで楽しそうに笑っていた。
  
この後卒業式会場まで移動。幾つかの学部が合同で行われる。席も全て指定席。娘は席が取れるようになってすぐ申し込んでくれたので、結構いい席だった。しかし、かなりの数の学生の中から娘をなかなか探し出せず。息子に教えてもらってやっと見つけ出した。

  
いよいよ一人一人の名前が呼ばれ、学生たちが列をなして壇上へ登っていく。名前を呼ぶ人が両側にいて、双方の階段から交互に学生たちが上がってくる。自分の名前を書いた紙を渡してそれを読んでもらうわけだが、中には長〜い名前や、発音不可能な名前もあって大変そうだった。娘もニコニコとしながら教授とハグをしたり、握手をしたり。一瞬だったがやはり感動。ジーンと来るものがあった。
  
ちょっと驚いたのは、式の最後に帽子を投げる儀式が無かったこと。それを撮ろうと広角のレンズに変えて構えていたら、皆んなで手を挙げ、日本で言うキツネの影絵のような格好をして、"Zot! Zot! Zot!"と手を前後に振りながら叫んで終わり。なんでも大学のマスコットであるアリクイを表しているらしい。まあ、ユニークな終わり方で面白かった。


  
Zot! Zot! Zot!
  
この日の夜は、子供が生まれる前からお付き合いをしていて、現在Irvineに住んでいるIさん宅にお邪魔して夕食。楽しくて時間が経つのを忘れてしまい、気が付いたら深夜。おまけにワインを飲みすぎてるし。。。いやぁー、それにしても楽しかった。