下水を飲まされる日がやってくる

ついに下水を浄化して飲料水にしてしまう計画が、シリコンバレーでも本格化してきた。
何年か前にシンガポールに出張に行った時、ウォータークーラーの水を飲んでたら
シンガポーリアンがニヤニヤしながら「その水おいしいか?」と聞いてきた。
別に普通の味だったので、そう答えたら、「それは NEWater って言う新しい水だよ。」と教えてくれた。
シンガポールには2年間住んでいたので、彼らの水事情はよくわかっている。
小さな島国で、仲の悪い隣国マレーシアから水などを輸入しているため
シンガポールを滅ぼすのに爆弾は要らない。水道管のバルブを閉めればいいのさ。」
などと顔が引きつりそうな冗談を言われていた。
海水や雨水を飲料水にする研究も本気でやってたので、NEWaterとはなんぞや?と聞いたら、
下水を浄化して、再び上水道に戻した、新世代の水だ!と笑ってた。
そう言われると、水道の水が何となく黄色く見えてきたから不思議なもんだ。
何も知らなければ、絶対に違いはわからないが、知ってしまった以上なんとなーく、うー。
山々からの豊かな地下水で育った自分は、どうしても抵抗感がある...
高価な浄水器でも買おうかな。あっ、ひょっとしてこれは浄水器屋の陰謀か?