Tellme

最近小さなスタートアップが大きな会社に飲み込まれる（買収＆合併）ことが増えてるような気がしていた。
今朝のTellme買収の記事に詳しいことが出ていた。

In the 1990s, roughly half of the successful tech start-ups opted for an IPO. Now, just 10 percent of those companies go public. Mergers and acquisitions account for 90 percent of the "liquidity events" that reveal the market value of a start-up's equity.

90年代には約半数のスタートアップが上場（IPO)を選んだのに対し、今では約1割に過ぎない。
残りの9割は合併、買収を選ぶそうだ。
Sarbanes Oxley(いわゆるSOX法）の影響が大きいようだが、すばらしいアイディアを持った小さな会社が、大きな会社に吸収されてしまうのはどうだろう？
Tellmeの社長（元NetscapeのVP)は、Microsoftに買収されたほうが、彼のビジネスを実現できると言っている。
でも、大きな会社はしばらくやってある程度の利益が出ないと、簡単に切り捨ててしまう。
あるいは、最初から将来大きな競合になりかねない会社をつぶす目的で買収することもあるだろう。
このシリコンバレーを支えているのは成功した大企業ではない。
アイデアと情熱だけで大企業に立ち向かい、世界を変えようと本気で夢見てる人たちだと思う。
起業家たちにも現実的な問題はあると思うが、シリコンバレーにはGoogleに続くような成功者をどんどん生み出し続けてほしい。