問題の先送りと吹き飛ばし

地元の新聞にでていた記事
なんかアメリカ的な話題だな、と思った。
いつもCampbellのHome Depotにたむろしていた日雇い労働者たちの事。
通勤路なので毎朝メキシコ人らしい人たちが、多いときは数十人集まって
建築現場などに行くトラックやバンに次々と拾われていた。
安い労働力が必要なコントラクター達と、定職のない人たちをつなぐ場所だった。
自分も、高校生時代に(熊本)職安の前で、いわゆる『立ちんぼ』をたまにやった。
たむろする労働者達はちょっと治安が悪く見えるが、社会に必要なことである。
  
しかし、最近苦情が出たのか、警察やセキュリティが張っていて
Home Depotの前には誰も集まらなくなった。
問題は解決したように見えたが、数週間して労働者達はすぐ近くのガソリンスタンド前に
集まり始め、今度はその近所から苦情が出ているらしい。
要は、問題が隣に移っただけで、何の解決にもなっていない。
  
これで頭に浮かんだのが、アメリカではおなじみ... Leaf Blower.
よく庭や道路の葉っぱやごみを、ブーンと吹き飛ばしているやつ。
うちのネイバーも秋になると、たまに自分でやるが
自分の家の前をブィーンと吹き飛ばして、終わり...
葉っぱが彼の家の両隣に山のようにたまっているのを見かけたことがある。
日本人には信じられないが、アメリカではよくあることなんだろう。
でも、その反面日本人はよく問題を先送りにして、とりあえず何もしないって
言う批判もあるし、どっちもどっちかな?