危うく一家無理心中するところだった

去年からガスのセントラルヒーターの調子が悪かった。
Carrierというブランドのものだが、LEDが点滅するエラーコードで言うと『エラー31』と『エラー34』が症状として出ていた。(なんか技術者っぽい表現だ。)
エラー34はガスがちゃんと着火していない、と言う意味らしいが、見るとちゃんと着火していたのでセンサーを買って交換した。
結果は変わらず、そのうちエラー31まで出始めた。
エラー31はどうもガスの排気系に問題あるらしいが、オーバードラフトのスイッチをリセットしてやればとりあえずクリアになる。
そんか感じで、去年からだましだまし使ってきたが、12月に出張になりそうなので奥様から「出張に行く前にヒーターを新しいのにしなさい。」との命令が出た。
断ると後が怖いので新品に交換しようと思ったが、このヒーターまだ12年目である。
アメリカのサービスの悪さは身にしみて分かっているのだが、とりあえずCarrierのウェブサイトから正規ディーラーを探し、修理を頼んだ。
結果から言えば、このサービスマン驚くほど的確で、自分の商品を深く理解しており、天井裏に上ったり、屋根に上ったり、あらゆる手段で問題を解決してくれて、しかも「特に部品交換はしなかったので、定期メンテということにしておきます。」と言い放ち、たったの$76をチャージして帰っていった。
...ここは、どこ? こんな素晴らしいサービス受けたのは久しぶり。
いやぁー、感動してしまった。
それで、ヒーターが調子が悪かったのは、なんと排気のパイプが(燃え尽きた)ハチの巣やらなんやらで詰まっており、しかもパイプはところどころボロボロで、すっかり一酸化炭素がヒータークローゼットの中に逆流している状態だった。
部屋の仲間では逆流してなかったので中毒死しなかったが、危なかったかもしれない。
応急処置をしてくれて、ヒーターは完璧に動作しているが、さっそく週末に排気パイプを全交換の予定。
屋根裏での作業はあまり嬉しくないのだが...