立派な建築家になってくれ、息子よ

1ヶ月の間、建築学のワークショップでSan Luis ObispoにあるCal Polyに行っていた息子を迎えに行った。対象はほとんどが来年大学へ進む予定の高校生達。70名ほどを集めて1ヶ月大学のスタジオにこもって様々なテーマでデザインや設計について学んだようだ。子供達の作品を1時間ほど見て回ったが、正直なところ自分の息子に才能があるのかどうかはわからなかった。失礼だが、明らかに「なんだ、こりゃ!?」と言う作品はあるが、どれが飛び抜けて良いのかは理解できなかった。


  
最後に子供と保護者を全員を集めて、教授がCertificateを渡した。これで終わりか、と思ったら「ちょっとした表彰があります。」とのこと。親バカではあるが、この瞬間、「息子は何かで表彰される。」と確信し、カメラの準備をしてしまったw
  
しかし彼の名前は呼ばれず、一番最後のDirector's Award一人を残すのみ。「彼は自分でもどれだけ才能があるか、まだ分かっていないかもしれない。」などとベタ褒め。実は教授が名前を呼びあげる前に、チラリと息子の方を見たのを見逃さなかった。そして、息子の名前が呼ばれると、いつものようにヒョコヒョコと変な感じで皆の前に出て行き表彰される息子。Tシャツ、ショーツビーサン。。。まったくなぁww

  
しかし、建築家を目指す子供たちが集まるこのグループの中で表彰され、ワークショップを手伝っていた卒業生や教授からも「彼にはすごい才能がある!」と言われると嬉しい。以前に美術館のコンテストで最優秀賞をもらったのにも増して、本人にもかなりの自信、そして将来を決定する材料になっただろう。帰り際に教授から「もし他の大学に行くのなら推薦状でも何でも書いてあげるから。」と言われたそうだ。しかし、息子はCal Polyが気に入ったようで、どうやらここを目指したいようだ。目標がはっきりしている人間は強い。こうなったら才能を活かして突き進め!