屋内スカイダイビング

SFベイの東側のユニオンシティにある、iFLY SF Bayへ家族で出かける。
ちょっと前にMTVか何かのCHで、屋内でやる擬似スカイダイビングみたいな事を紹介していた。
スカイダイビングはやりたいが、一家を支える者として万が一...等と考えてしまう。
つまりは臆病者なのである。
でもこれは巨大な垂直型エアトンネルの中で、下から強い風を送りフリーフォールしている状態を作り上げているので、高く上がってもせいぜい2mくらい。
しかも初心者にはインストラクターがついてくれて、怪我などしないように手助けしてくれる。
つまり、かなり安全と言っていいと思う。
お値段は、大人子供関係なく$55なので(早朝、深夜は$50?)安くはないが、その価値はある!
  
昨日のうちにホームページから初心者用の"Earn Your Wings"3人分(女房は今回辞退)予約する。
飛行開始は4時半だが、いろいろな書類にサインしたり(ここで怪我しても訴えたりしません的なもの)
する必要があるので3時45分(45分前)までにはチェックインするようにとの事。
当日は冬休みのせいか、かなり混みあっていた。 早めに行って正解。
場所は880をAlvarado-Niles Rdで降りて、西方向に進むとすぐ右側に見える。

一階でチェックインや書類を書き込むのに20分くらい。
そこで待っていたら2階から家族連れが怒りながら降りてきて、インストラクターが「いや、安全のためで...」などと説明していた。なんのことかと思ったら、体重制限があるそうだ。
6フィート(182cm)以下の人は体重230LB(104kg)以下、身長6フィート以上は250LB(114kg)以下でなければ飛ぶことができない。
そう言えば怒ってたおじさんは、どうみても300LB級だったな...
また、以前に肩を脱臼した事がある人、妊娠中のひとなどもだめらしい。
  
2階に上がると自分たちより2つ前のクラスはすでに飛んでいて、1つ前のクラスは準備中であった。
しばらくするとインストラクター(トラビス君、こいつは最高だった!)が呼びに来て、小さな部屋でトレーニングビデオを見たりして説明を受ける。
飛ぶときは風の音と耳栓のせいでほとんど何も聞こえないため、手信号で指示が出されるそうだ。
繰り返し念をおしていたのが、あごを上げる(Chin Up)事。 あごが引けて下を見ると頭側の浮力が失われ、頭から落ちる事もあるとか。
  
実際の飛行は1人あたり1分間を2回、合計2分間だけ。
「たったの2分でこの値段!」と思ったが、本物のスカイダイビング(飛行機から飛び降りるヤツ)は、だいたい1回$180、飛行時間は40秒くらいらしい。 (パラシュートが開いてからの時間は入ってないのかな?)
つまり$55で2分間はかなりお得!と言いたいらしい。
自分たちのグループは12人で1分づつ次々とウィンドトンネルに入り飛び始める。
小さな子供からじいさん、ばあさんまでみんななんとか飛んでいる。
いよいよ自分の番が来て、子供にいいとこを見せようとがんばったが最初はなかなかバランスがとれない。
と言うか、正直あたまの中が真っ白けだった気がする。
あとでビデオを見たら、かべにぶつかりながらふらふらしっぱなし。
1分間のフライトが10分くらいに感じた。これは、かなりアドレナリンが出た!
次に娘が飛んだが、いつもの調子でニコニコ、ヘラヘラと楽しそうに飛んでいた。
彼女は2回目のフライトではかなり安定していて、一番上手だった。

息子の番が来てインストラクターが何か息子に聞いている。 
ジェスチャーから見ると「入り口から思いっきり飛び込め!」と言っているみたいだ。
うちの息子は臆病者なんで...と見ているとなんと彼は見事な思い切りで、飛び込んだ。

  
いやー、それにしても子供達と一緒にこんなに楽しめたのはいつ以来だろう?
最初に書いたように決して安くはないが、3歳の子供から70歳の老人まで一緒にアドレナリンを放出しながら遊べるので、自分は良いと思う。
絶対にオススメである。 あー、面白かった!