急に静かになった我が家で本を読む

昨日から娘は友達と3人でハワイ旅行。高校卒業の記念旅行。同僚にも"You are raising a princess!"と言われて、確かに甘やかし過ぎなのは分かっているが、アメリカ国内旅行なので実は日本に連れて行くより全然安いのだ。本人も旅費の半額払うと言っているし、実際夏休みのアルバイトもすでに決まっている。
毎晩のようにピアノ、フルート、サクソフォンの練習をして、いつも楽しそうに話をしてくれる娘がいないと静かなもんだ。。。9月からは毎日こうなるのか、と思うとちょっと(かなり?)寂しい。
  
だからと言う訳でもないが、瀬古利彦さんの著書を読んだ。その題名もずばり『すべてのマラソンランナーに伝えたいこと』。 何か、あまりにそのまんまな題名で笑ってしまった。(失礼)この人にはマラソンしか無いんだろうなあ。 内容は...おそらくランナー以外には全くつまらないものかな? 科学的なトレーニングよりも非人間的な練習(修行?)や精神論を綴ったもので、具体的にためになる様な事はあまり無かった。今時のランナーに「俺が若い頃は一日80kmも走り込んだもんだ。」なんて言っても「このおっさん頭おかしいよ。」と思われるのが落ちだろう。
その反面、15戦10勝の戦績はすごい。本人も書いてらっしゃるが、『折れない心』を作り上げるために必要以上なハードトレーニングを積んで、『走る修行僧』と呼ばれるまでになったことはやはり尊敬する。トップアスリートの勝ち負けは、単純に体力よりこう言うメンタルな部分が重要なのだろう。
一番驚いたのは彼が履いていたランニングシューズ。中学生の上靴に毛が生えた様なもの。まさに、いま流行のミニマリストのさきがけだ! ピーク時の瀬古選手をタイムマシーンに乗せて現在につれてきて、科学的なトレーニング、理想的なシューズ、そしてレースではペースメーカーと一緒に走らせたらどんな記録が出るか見てみたいもんだ。

すべてのマラソンランナーに伝えたいこと

すべてのマラソンランナーに伝えたいこと