Mt Tamalpais Trail Run (トレランでヘロヘロ)

サンフランシスコからさらに1号線を30分くらい北上したところにあるスティンソンビーチからMt Tamalipaisを走るトレランレースに参加してきた。10km, 20km, 30km, 50kmのコースがあったので、CIMに向けたロングランとして30km (18miles)を選んだ。有名なDipsea, Steep Ravine Trailを含むコースで、ランナーの間ではかなりタフなコースとして知られている。
今朝は冷え込みが厳しく、スタート地点のスティンソンビーチの公園には霜が降りていた。スタートしてすぐにDipsea Trailを登り始める。このころはまだまだみんな余裕があった。

  
ひんやりとした森の中、急坂であちこち階段になっているトレイルを走って行くと、出た! これが話に聞いていたはしごだ! いやぁ〜、楽しい、楽しい。

  
コースのエレベーションプロファイルを見ると、一山超えてその後に小さめの山があった。これをすっかりなめていたが、かなりの激坂でかなり体力を消耗。Mur Woodsの辺りまで来るとちょっとフラットな部分があったのでプッシュして走る。その後の登りは傾斜はそれほどでもないが、登っても登っても前に進まないスイッチバック。まるで迷路にはまっているかの様な錯覚に襲われた。

  
太平洋が見えるころになると何故か気が緩んだ。もう少しで登りも終わりだ、と勘違いしていた。ところが緩い登りがさらに延々と続く。こんな最高な景色を見ながら、実は胸の痛みと吐き気に苦しんでいた。もちろん体力もほぼ限界。ほとんど普通のハイカーと同じ様なスピードでなんとか登りきる。

  
最後の3マイルくらいは待ちこがれた下り坂! ...と思ったらこれがDipsea Trailの過酷さ。急な下り、滑りやすい階段、テクニカルなシングルトラックが続き、ふくらはぎからハムストリングが一歩ごとにピクピクと痙攣し始める。顔をしかめ、本当に「ひ〜っ、ひ〜っ」とうめきながらなんとかゴールにたどり着く。ガーミンは4時間12分を超えていた。遅っ! *1
  
友達にさんざん言われて、それなりに心の準備はして行ったつもりだった。とにかく前半はゆっくり、体力を温存するように走ったが、フラットな場所がほとんど無いトレランは常に足の筋肉を使っている。いやぁ〜、辛かった(苦笑)。かなり良いトレーニングにはなったと思うが(そう願いたい)。
50kmの人達は30kmコースを終えた後、さらにハーフマラソンコースを走るという過酷さ。今日のレースに出ていた人達はこの辺りのエリートランナー達だろうか。本当に尊敬です。
ただ一つ言える事は、これですっかりニューヨークマラソンのキャンセル事件のモヤモヤは吹っ切れた。あ〜、スッキリ!
  
http://app.strava.com/activities/27584845

*1:正式記録は4:14:12。88人中51位。さらに遅っ!