アメリカ陸上競技連盟の大チョンボ

ハーフムーンベイマラソンが終わった後に、多くのランナー、特にハーフを走った人達が「GPSの距離が13.8マイルもあったぞ、おかしいよ〜。」と話しているのを聞いた。FBページにも多くの苦情が寄せられていた。
GPSスマートフォンで計ると必ず誤差があるし、曲がる時にいつも外側を走ったりすると少しずつ距離がずれてくる事はよくある。私のGPS(Garmin 610)では、ほとんどの場合が規定の距離より200 - 400m位長く出る。その分ペースも速く表示されるので、100%信用はしていない。
トレランのレース、特にウルトラはかなりいい加減。もちろん距離より高低差やトレイルの状態でタイムは大きく変わるので、多少長かったりしても誰も文句は言わない。ただロードレースの場合、ボストンやニューヨークの参加資格を得るために走る人や、自己記録更新を狙っている人が多くいるので、距離が間違っていると皆さんうるさいw
  
USA Track & Field (USATF) Certified Course、アメリカ陸上連盟がちゃんと測定して承認してあるコースだったので、まさか間違いは無いと思っていたら、レース主催者からメールが来た。

The Full Marathon course as re-measured on October 1, 2013 is correct and certifiable at the Full Marathon distance. Any times submitted to the Boston Marathon or any other event requiring a certified marathon time are fully valid.
The Half Marathon course as re-measured on October 1, 2013 showed the course as originally certified to be approximately .44 of a mile too long.

ありゃありゃ、あっさりハーフのコースは0.44マイル、約700m以上長かったことをあっさり認めた。フルのコースは規定通りだそうで。しかし今さら記録を変更したり、ペースを修正はしないそうだ。ハーフはフラットな舗装路で、記録を狙った人も多かっただろうに。友人達も怒っていた。
しかしレースの主催者は、ちゃんと陸上連盟の人を雇って、2回も自転車で測定していたのだから、非は陸上連盟にある。700mも間違えるなんて、どういうこっちゃ!? 名前まで公表されちゃってるし、今頃は苦情が殺到している頃か。プロなんだからもう少しちゃんと仕事して欲しい。