アリゾナへ

娘が帰って来たので、どこかに家族旅行に連れて行こうと思い、計画を始めたのがついこの前。暖かい場所に行きたかったが、ハワイやカンクーンはバカ高い。7月のユタ州モアブに続き、「またか。。。」と言う感はあったが、再び赤い岩を見に行く事にした。
サンノゼ空港からフェニックスまで飛行機で飛び、レンタカーでセドナへ移動。はっきりと覚えていないのだが、多分ここを訪れるのは4度目。最初に来たのが1992年だと思うので、その頃に比べるとかなりにぎやかになっている。
日本でも、アメリカ随一のヒーリングパワースポットとして紹介されているらしく、日本人観光客がかなり増えていた。たまたま泊まったホテルが日本人客の誘致に励んでいるらしく(と、フロントの人が言っていた)、客の半分くらい日本人。
  
しかしこの『癒しパワー』、ちょっと商業化されすぎているwww。 赤い岩にそんなパワーがあるとは信じられない。サンドストーンに1%以下の酸化鉄が混じると、あの鮮やかな赤やオレンジ色になる。どこかに、磁気のパワー云々と書いてあったが、仕事柄強力な磁性材料や磁石を扱う自分にとっては、多少の酸化鉄で心が癒されるなら、俺は毎日仕事中に癒されまくり、と言いたくなる。実際、その昔のハードディスクは酸化鉄を使っていたわけだし。色もまさにセドナって感じw。

  
しかし、セドナにしてもモアブにしても、赤、オレンジ、紫などいろんな色の岩が織りなす景色はこの世のものとは思えない。非日常的であるし、まるでどこか違う星にいるよう。こんな景色を見ると、当然ながら人間は感動し、興奮する。かなり急なトレイルでも、景色につられてどんどん登ってしまうし、心も体も元気になる。そう言った意味では『癒しパワー』というのもまんざらウソでもないか。 この日はセドナに着いたのが夕方で、次の日に備えてゆっくり休んだ。