ダブル•ランチョ〜

こんなに不安になったのはいつ以来だろう。。。東京に出て来てすぐの頃、六本木でナンパした女の子の前でポロリと熊本弁がでてしまい、「やだ〜、何言ってんのかわかんな〜い。」と逃げられて、「俺は一生東京の女の子には縁がないのでは。。。」と不安になった以来かな。
先週のWay Too Cool 50Kは、American River 50M (50mile)前に「50km (31mile)くらい余裕をもって走れるさ。」と自信を付けるのが目的だったが、42km付近で心が折れた。前半は余裕を持って走ったつもりだったが、最後は本当に走る気力が無くなり苦しかった。仲間達は「もっとゆっくり走ればAR50は大丈夫さ。」と言ってくれるが、超がつくほど不安なのである。完走どころか35マイルくらいで止めてしまいそうな自分が怖い。
AR50まであと4週間しか無いので、今さら体力や筋力を付けるのは無理だろう。せめてもの悪あがきとして精神修行に行って来た。行き先は、この辺りのトレラン仲間やハイカーに大人気のRancho San Antonio Open Space Preserve。トレイルが多いわりには駐車場が少ないのでいつも車を停めるのが大変。土曜日の朝は特に混むので、夜明け前の6時半に行った。それでもトイレ付近はすでに満杯。上の駐車場に停めて6時45分くらいに出発。目的はとにかく4−5時間動き続ける事。そう、走り続けるのではなく、動き続ける。最初から「歩いても良し。」と決めてるあたりから精神修行になってないか。
バックパックに目一杯の水、食料を詰め込みゆっくり走り出す。まだ暗くて途中何度かつまずいた。

  
コースも決めずに適当に走っていたら途中で知り合いに出会った。親子でウルトラランナーという彼らは、毎週のようにここでロングランをしている。Bさんは足裏を痛めているのにAR50になんとか出場しようと練習を重ねている。しかもPRをとるのが目標と公言する。60才のランナーに負けていられない。頑張るぞ、と気合いを入れ直し日の出を拝む。

  
Black Mountainまで登ろうと思っていたが、ボーッとしていていつの間にか下り始めていた。Top of PG&E trailってあんな感じだったかな? しょうがなく下まで降りて第2ラウンド開始。ここですごい勢いで下って来たOさんとすれ違う。
3月なのに気温はどんどん上昇。日陰は良いのだが、木がない部分はすでに暑いくらいだった。ハイキングには最高の天気だろうなあ。

  
1回目とは違うトレイルを走ろうと、違う道を選んだらまた下り始めた。。。途中からPG&E trailに戻って登りはじめる。ほとんど早歩き。それでも目眩がする。う〜ん、また血圧低下してる感じ。ハイカーには負けまいと登っていたらまた吐き気が。いかん、ウルトラで胃がやられたらだめだ。Top of PG&Eで少し休憩して走り始める。本当に景色と天気は最高。すがすがしい写真に見えるが、この時は目眩と吐き気でフラフラだったw

  
下りは休まず走れるだろう、と思ったが途中で何度か歩いた。それでも動き続ける事はできた。一応目標達成。4時間半、約20マイルのロングラン。来週は懐中電灯持って6時くらいから始めよう。