Mountain2Beach Marathon

マウンテンtoビーチ、その名の通りOjai(オハイ)と言う山(丘?)の上にある町から、海沿いのVentura(ベンチュラ)まで走るマラソン。標高差としては約200メーター下る高速コース。スタートは夜明け直後の午前6時のため、フィニッシュ地点であるVenturaに午前4時集合、シャトルバスでOjaiに向かう。フルマラソンは参加者約1600名、ハーフマラソンは1400名、5kmは150名ほどの比較的小さなレース。全てがシンプルでLow Key。スタート地点も大きな大会の様な混み合った感じも無く、知り合いも簡単に見つけられるところが良かった。一応Wave startと言う話だったが、何だか全員ゾロゾロとスタートして行ったようだw。
Ojaiで約8マイルのループ(直線の折り返し部も含む)を走った後、約200メーターの標高差を16kmかけて下る。5-7マイルにはゆるい登りもあるので、このサイトで目標ペースを割り出しペースバンドを作成。マイルごとに目標(目安)のタイムがあって、左列が自己新記録ペース、右列がギリギリサブ4ペース。こんな感じでGPS時計と合わせて見れるよう左手首に付けた。目標としては3時間49分に設定。

  
左足裏、足首はしっかりとテーピングしていたせいか、走り出しても鋭い痛みは無かった。鈍い痛みであればほぼ影響なく走れるのでよかった。気温は約16度くらいで曇り。寒いのが好きな自分には少し暖かすぎたのか出だしから体が重く感じた。それでも順調にペースを保ち、あまりオーバーペースにならないよう気をつけて走っていった。14マイルあたりで下りの勾配が緩くなった。そのあたりで少しペースが落ち始め、それまで良い感じで走っていたのが、少し頑張って走らないとペースを守れなくなる。そして18マイルあたりからは下りをほとんど感じなくなり辛さが倍増。ジリジリとペースが遅くなった。そして20マイルのマーカーを見たら心がポッキリと折れたのが聞こえた。「20マイルでこの疲労感、PRは無理だ。。。」と悪魔がささやいた。フラットな部分は直線で折り返し、自分的には一番苦手な設定。走れど走れど折り返し地点が見えて来ない。ついに歩き始める。もうフラフラな状態でやっと折り返しに着いたら何と自分が泊まっているホテルがそこに。。。帰って寝転がりたい衝動を必死に抑え、とにかく歩かないように必死にしかしトボトボ走った。暑さと疲労で倒れ、救急隊員の手当を受けているランナーも2−3名見かけた。
この時点でPRは淡い夢と消え、サブ4も「どうでもいいや。。。」みたいになった。それでも何とか走りきり、3:56:40でゴール。チャートにしてみると後半の撃沈ぶりがよくわかる。お恥ずかしいかぎりで。

  
3度目のサブ4は達成したものの、今回わざわざ Venturaまで遠征したのは自己新記録を達成するため。このレースに向けてきちんと練習して来た友人の何人かは結果を出していた。Gさんはハーフで1:30、年齢別で1位、念願のNYCマラソンの参加資格獲得。つまりちゃんと準備していけば結果が出る条件がそろっていたのだ。そこで目標達成できなかったのは悔しい。チョー悔しい! ああ、しばらくはウダウダと考え込む日々が続きそうだ。
  
http://app.strava.com/activities/146004031/pace-analysis