ペナンのHawker Foodを堪能

この日はクアラルンプールに引っ越してしまったSさんが、たまたまペナンに帰って来ていたので夜付き合ってもらった。彼女が教えてくれた地元の食事はどれも美味しくて、いつも楽しみ。今回はまず、"Fried Porridge"に行こうと言う。はあ、お粥をフライしたもの? 意味が分からなかったがおとなしくついて行った。出て来たのがこれ。見た目は???だったが、食べてみるとこれが美味しい。お粥にする前に一旦ご飯を炒めているのだろうか。

  
かなりお腹がふくれたが、どうしても鴨のスープを食べさせたいと言い張るSさん。Straits Quayでワインを少し飲んだ後、ホテルの近くのホーカーへ。もともと鴨はあまり好きでないし、好んでは食べない。ほとんど期待せずに食べてみたら、あらまぁ、これがまた美味しい! 中華系のハーブで煮込んであるのだろうか、鴨肉も柔らかく臭みも全く無い。Sさん、恐るべし。

  
ペナンは本当にホーカーフードの宝庫。世界遺産に登録されているのだが、こう言った屋台の商売を果たして若い世代が受け継いでいくのだろうか。アメリカ暮らしが長いJさんは、「ペナン人は商売のやり方を知らない。美味しいものを売っている店でも少ししか作らず、すぐに売り切れになる。何故もっと材料を買い込んで、売り上げを増やそうとしないのか?」と言っていた。しかしスローライフで生きて来たマレーシア人。生活するのに必要なだけ稼げれば十分なのだろう。のんびりでも良い、この貴重な文化や料理を守って欲しい。