Chevy Guy

サンフランシスコジャイアンツ、(アメリカ国内だけど何故か)ワールドシリーズ優勝おめでとう! 5年間に3回も優勝すればスーパースターも数人誕生しそうだが、まったくもってチーム野球なのがジャイアンツ。最大のヒーローであるMVP投手、マディソンバムガーナーでさえ有名とは言えない。カンザスシティロイヤルズとの対戦で、テレビの視聴率も低かったようだが、最後に思わぬヒーローが誕生した。それは。。。Chevy Guy!
  
彼の名前はRikk Wilde。スポンサーであるシボレー(Chevy)の重役らしい。MVPの賞品であるトラック(コロラド)をマディソンに手渡すのが彼の役目だったが、誰が見てもはっきりわかるくらい緊張しまくっている。宣伝文句もとぎれとぎれ、途中からは呼吸困難に陥ったようで見ているほうがドキドキしたくらいだ。

  
挙げ句の果てには、車の説明もろくに出来ず、「この車には"technology and stuff"があります。。。」とか訳のわからん言葉を口走った。まるで小学生の説明。人前でのプレゼンなどには慣れてるはずの重役さんが大失態。こりゃあ、次の日にクビになるか、降格だなぁ、かわいそうに、と思っていたら。。。なんと、シボレーは副社長をはじめ「彼は何の失敗も犯していない、ちゃんと仕事を全うした。」と全面的にサポート。国民も同情したのか、反応は好意的。そして、この流れを見逃さなかったのがシボレーの広告部門。彼の失態を逆手にとって"Technology and stuff"で宣伝しているwww 
  
ワールドシリーズなど注目度が高い放送があるときは、リアルタイムでネット上の反応を見極めてTwitterなどでタイムリーな広告を出していく。GMの車は全然たいしたことないが、こういった部分はすごいと思った。

  
しかしだ、この話にはもう一つオチがある。なんとこのコロラドというトラック、エアバッグの不具合でリコールがかかっているのだ。一時は出荷停止になっていたほど。宣伝よりもこのあたりをちゃんとして欲しいですね〜。