親切な日系人に柿をいただく

水曜日はいつものようにコミュニティセンターのトラックで走る。いつも日系人のおじいさん、おばあさん達が散歩に来ているのだが、顔を見かけると挨拶をする程度の仲だった。自分はあまり愛想が無いのだが、他の日本人ランナーの方が優しく挨拶していたのだろう。今朝おばあさん達が「柿持ってきたから、みんなで持って帰って。」と話しかけてきた(英語で)。ああ、2−3個ずつくれるのかと思いきや、なんと4箱も!

  
今朝は5人だったので、一人10−20個くらいはあった。そして、写真を撮らせて欲しいと言うので話を聞いたら、いつも来ていたおじいさんがガンで入院しているらしい。しかも容体はあまり良くないようだ。おじいさんがどうしても、いつも走っている日本人たちに柿をあげたい、とお願いしたらしく、おばあさんはその証拠写真を撮ったのだろうか。名前まで控えていったので、どうするのだろう? 
しかし、ちょっと挨拶を交わすくらいの自分たちを、病室からも思い出してくれるのは何となく心が温まる。他の人にもたまに言われるが、よっぽど自分たちは楽しく走っているのだろうか。知らず知らずのうちにも、他の人たちにポジティブな印象を与えているのであれば嬉しい。それに、我々の写真を見ておじいさんが少しでも元気になってくれれば良いな。