カリフォルニア国際マラソン(CIM)、撃沈。。。

え〜、完璧なまでに撃沈してしまい、落ち込んで思い出したくもないので短めにw でも、長くなりそう。。。
  
前日はサクラメントのSheraton Grand Hotelに泊まり、エキスポに行った。ホテルはゴールに近くて便利だが、レース後にシャワーをするために午後2時まで延長したら追加で$50、駐車場代が$20といちいちお金がかかり高かった。ディナーは日本人ランナーの皆さん11名でOne Speedというピザ屋さんでカーボローディング。病み上がりで肺の苦しさはあったが、気分的には良かった。
  
レース当日は午前3時半に起床、4時半過ぎにはロビーに降りて行った。5時くらいにバスに乗ってスタートのFolsomへ。大雨だった一昨年、氷点下だった去年に比べると春のような陽気。50Fくらいもあって少し暖かすぎた。スタート前にランナー仲間たちと会い談笑。同窓会みたいで楽しい。
  
スタートは午前7時。目標通りに3時間45分のペースグループについていった。友人で、おそらくペーサーをやらせたらベイエリアでも5本の指に入るLがペーサーだったので、完全に信用してGPSも見ないでただついていった。途中で友人のPaulが追いつき、しゃべりながら走っていた。全ては順調に進んでいた。。。
  
ところが、10マイル付近で左足の膝外側に違和感。ここは昔よく痛くなった箇所で、痛くなる前の感じはイヤなほど味わっている。「ヤバイ。。。」と直感し8:30/mileのペースを8:40/mileくらいに落として様子を見た。しかし、雨が夜更け前に雪へと変わるように(あれ?)、違和感は徐々に痛みに変わり、そして鈍い痛みは鋭い痛みに変わった。ここですでに友人二人に抜かれた。ハーフ地点を過ぎたあたりで激痛、膝に力が入らずカックンとなる。立ち止まったり、歩いたりしてごまかす。
  
この後、メディカルステーションに駆け込み痛み止めをもらった。しばらくは効いたかと思ったがダメ。絶望的な気分でほとんど歩き始めた。ペースグループにどんどん抜かれていくとテンションも下がる一方。「こんなことしても意味がない。」と途中棄権を真剣に考えた。しかし、去年のHalf Moon Bayでの途中棄権をいまだにくよくよと引きずっている自分の性格。まだ動けるのに棄権したら、一生くよくよしそうだと思い歩いてでもゴールすることに。この時点で、マラソン最悪記録を覚悟した。
  
19マイルすぎのメディカルで5分ほど氷嚢で冷やし、膝が曲がらないようにテーピングで膝をグルグル巻きにしてもらった。ITバンドが膝の骨に擦れると鋭い痛みになる、と言われたことがあるので、なるべく膝を曲げずに走れば痛くなりにくいだろうと考えた。結果から言うとやっぱり痛かったがwww
  
最後の6マイルはちょっと走って、激痛が走って立ち止まり、またゆっくり歩き始めて、徐々に走って、、、を繰り返した。「こんなんじゃ6時間くらいかかるかなぁ」と思ったが、4時間38分でゴール。もともと速くもない自分にしては、そんなに落ち込むほど遅くもないのだが、今回のレースは自信があったので悔しい。
  
10月のハーフでも大幅にPR、先月の10KでもForrest GumpでPRを出した。50マイルも完走した。フルマラソンは、うまくいけば大幅なPR更新、うまくいかなくてもPR、と思い込んでいた。ところがこのザマ。。。去年はゴール直前で、sub-4が確実になったころに涙した覚えがあるが、今年は悔し涙。何度もウルウルしてしまった。悔しくてしょうがない。もう走るのやめた!みたいにすねてしまい、ゴール後も逃げるようにホテルに帰った。強がってみても悔しさはにじみ出るようで、友人にも同情された。こんなどん底から抜け出す方法はただ一つ、来年のリベンジあるのみ!
  
と、言うことで、トレランに専念しようと思っていた2015年もCIMに申し込んでしまった。。。ああ、North Face Endurance Challenge走りたかったのに。。。