Rosie Ruiz, Rob Sloan, Kip Litton

今週末にSJ Fitの友人達が何人かシカゴマラソンを走る。自転車のレースに出場出来なくなったランスアームストロングは、何故かシカゴマラソンも出場禁止になった。まさか彼がマラソンんで入賞する事はないだろうから、個人的には走らせてあげれば(ガンのチャリティーなどやっているので)と思ったが、一旦"cheater"のレッテルを貼られると厳しいもんだ。
タイトルに書いた人達はいわゆるMarathon cheater。Rosie Ruizはボストンマラソンの最後の方に紛れ込んで優勝したがすぐにばれた。

  
Rob Sloanは20マイル辺りでバスに飛び乗り、ゴール直前でコースに戻り3位入賞。本人は否定しているらしいが、複数の観客に目撃されていて入賞取り消し。コース途中では10位くらいで走っていたらしい。ゴール後のインタビューに、知らない間に4位になってしまったランナーがしきりにこの人を睨んでいるビデオが面白い。

  
シカゴの歯医者Kip Littonと言うランナーは、アメリカ全州でマラソン大会をサブ3で走ることを目標とし、不治の病にかかった息子のために募金を募っていた...らしいのだが、どうも(かなり)怪しいようだ。コース途中の写真に写っていなかった事等を理由に失格になった事も何度かあるらしいが、ほとんどのレースは彼がどのようにしてごまかしたのかよく分かっていないらしい。いつも最後尾のほうでスタートし、途中で着替えをしたりしながらもすべてのタイムチェックを通過し、いつの間にか2位とか3位でゴールしているらしい。バスや自転車を使ったのか、それともタイミングチップのシステムをハッキングしたのか。この人、一度は架空のマラソン大会のウェブサイトを作り、自分が優勝したことにした事実もあるらしい。この人の疑惑を追求するブログなども出来ている様だが、動機やごまかしの手法については分かっていないらしい。うむむ、確かにこんなことやって何の得になるんだろう。マラソンは自己満足のためにやるもんじゃなかったのか? お金でも名誉でも買えない、究極の自己満足、だと思うけどなあ。