とあるランナーの血液検査の結果について

主治医をDr Blueに変えたとき血液検査をしたのだが、それ以来再検査が続いている。コレステロール値が高いのはわかっていたのだが、これに関しては善玉コレステロール中性脂肪との比率から見ると問題ないと言われた。なんだ、長年コレステロールを心配して損した気分。さっそくロブスターでも食いに行くか。
でも2004年の結果を見ると総コレステロール値はジリジリと上昇している。やはり緑黄色野菜炒めにしようかな。。。

  
ドクターが気にしていたのは白血球、赤血球、ヘモグロビンそして好中球(なに、ど真ん中のストライク?)の値が低めな事。
2回目の血液検査でも同じ様な結果が出たので、血液学の専門医(Hematologists)に送られた。おいおい、俺は血液の病気か?『赤い疑惑』が心をよぎる。さすがに心配になって昔の健康診断の際の結果を引っ張りだし、エクセルに打ち込んでみたら、なんだ、昔から同じ様な傾向があったようだ。

  
で、この『赤い疑惑』の専門医(Dr Rubenstein)に2週間ほど前に診てもらったのだが、アジア人は白人に比べて白血球の数などは全体的に少なめだとおっしゃる。マラソンだのウルトラだの走っているし、これと言った病気の症状も見られないのであなたは健康でしょう、とおっしゃる。そうか、そうですよね、じゃあ、私はロブスター食いに行きます、と逃げようとしたら。。。
「いやいや、それでもアジア人の基準からみても数値は少し低め、しかも貧血症かもしれない。もう一度詳しい検査をしましょう。」だと。結局また3本ほど血を抜かれ、2週間後の今日結果を聞きに行った。
  
医者との会話が、"Your results are interesting..."で始まるのは正直あまり良い気分がしない。
難しい医療用語ばかりで詳しくは忘れたが、特に感染症や病気でもないのにAntibody(抗体)が出されているらしい。これによって白血球などが減少しているのかも。また、Rheumatoid arthritis (RA)、いわゆる関節リュウマチのテスト結果も基準より高い値が出ている。ただし、今のところそれらしき症状は全く見られない。ただ単にこういった結果になって、一生何も起きない人も多くいるらしい。
可能性として、ひょっとした現在服用しているリシノプリルと言うACE阻害薬(血圧を下げる薬)が原因かもしれないので、検査のため別の薬に切り替えて... そう、また再検査w... 
  
何だよ、結局患者を心配させて、再検査の繰り返しで、どんどん金を巻き上げられるパターンか。俺はいつの間にそんな金持ちになってしまったのか。。。それでもNoと言えない日本人、あっさり次の予約を頼んでしまった。
ただし、次に与えられる高血圧の薬はAmlodipine (Norvasc)、日本名アムロジピンというカルシウムチャネル拮抗薬。ランニングに影響する薬は絶対にいやだ!と言い張った結果この薬になったのだが、よく調べてみたら、どうもこの薬を服用していると脱水症状になりやすく、足がつったりしやすくなるらしい。医者にお願いして、薬を切り替えるのはサンフランシスコマラソンの後にしてもらった。マラソンは不健康なものなり。
あとちょっと残念だったのが、貧血気味なのできっと鉄分不足が原因で赤血球が減少し、それによって酸素が体中にうまく行き渡らず走るのが遅いんじゃないか、と考えていた。鉄分とビタミンCのサプリを使い始めて、きっとこれで速く走れるようになるかも、と密かに期待していた。でも検査結果から鉄分はすでに普段の食事で十分摂取出来ているから、そんなことしても変わらない、と言われた。。。 マラソンに王道無し! 地道に努力するのみ。ふぃ〜。
さあて、気分直しにロブスターでも食べに行くか。