Big Sur International Marathon

う〜ん、だいぶ昔の事で記憶が定かでは無いが、一応走って来た様な気がするので書き留めておこうw
  
レースの主催者によると、この世の中(Universe)で最も景色が良いマラソン。ラン友によるとコースに坂が多くて、アメリカでも有数の辛いロードレースの一つ。走ってみた完走は、「どちらも正しい。」 
  
前日にモントレーに移動、日本人ランナーの皆さんと同じホテルに泊まった。エキスポでパッケージをピックアップした後、モントレーの"il vecchio"というイタリアンレストランでディナー。自分以外の方はリレーを走るので、皆さん妙にリラックス。ワインもボトルで頼んでたしwww そう言う自分も、体調が悪かったわりには赤ワインを飲んでしまった。その後トレジョで翌日の朝食を買いホテルに戻る。そう、一応朝食になるんだろう。
  
レース当日はなんと午前2時起床! これまでのレースの中で一番早起きかも。しかし9時頃からぐっすり眠れたので、5時間は眠れた。フルマラソンのスタート行きのシャトルバスは、3時30分にCustom House Garageから出るので、ホテルを3時10分には出発。スクールバスに揺られる事約50分、スタート地点に到着。バスの中で待とうと思ったら下ろされてしまった。。。
  
レースのスタートは6時45分。待つ事約2時間近く。自分はそれなりの準備をしていったので良かったが、隣で座っていた女性は寒さで震えていた。思わず持って来た防寒シートをあげた。彼女達はテキサスからの参加。スタートまでコーヒーを飲んだり、友人達としゃべったりしてヒマをつぶす。ちょっとトイレの数が少なすぎたか。
  
スタートは5分おきのWave start。自分はWave 2でスタート。坂が多いコースなので、最初は無理をせずゆっくり走る。2日前から妙に体が疲れていたように感じたが、走り始めても今ひとつ調子が出なかった。最初の8マイルくらいは森の中を淡々と走り抜けて行く。

  
そして、お待ちかねの太平洋!ここからしばらく絶景が続く。

  
そして10マイルの手前で、ハリケーンポイントへと登る2マイルの坂道が見えてくる。タイコ道場の人達の演奏。希望者にはタイコを叩かせてくれる。ここからひたすら上り坂。ゆっくり、歩幅を縮めて登って行った。

  
そして、ハリケーンポイント。この日は風もなく、しばし立ち止まって風景を楽しんだ。(おいおい、止まるなよ)ここからあの有名なBixby Bridge、そしてこれまた有名なPiano Manまで下って行く。気持ちよかった!

  
日本人ランナーのリレーチームの方達は、自分の担当区が終わるとそのままゆっくり走り続けていたため、何人かにコース上で会った。道路を閉鎖して開催されるレースで、応援や見物人がほとんどいないこのレース、知り合いに会うとものすごく元気が出た。18マイルくらいからは腰痛がひどくなり、またこれでフォームが崩れたのか左足首も痛み始めた。海岸線の道路で、道が傾斜しているため足首や膝が悪い人には酷なコース。20マイルを超えると左足から背中にかけて、一歩一歩痛みが走った。でも、24マイル辺りで、大きなイチゴを食べたら少し力が出て、ゴールまでほとんど失速せずに走れた。
Marathon Converterで出した予測が4時間9分、実際のタイムが4時間12分。途中でトイレに行った事や、立ち止まって写真を撮りまくったことを考えると満足のいくタイム。


  
正直、走った後は疲れた。50マイル走った後だから26マイルなんて屁のカッパだろうと予想していたが、レース後の疲れは尋常ではない。足首や腰も痛くてたまらない。
でも、Big SurからCarmelまでの海岸沿い(1号線)を走ったので、あの素晴らしい景色は忘れられない。また走ってみたいレースだ。でも、次はリレーで走りたい。1区か2区を走って、そのままのんびりゴールまで走りたいもんだ。太鼓叩いたり、ピアノマンと写真撮ったりしながら走りたいなぁ。