Ferguson, MO

ミズーリ州ファーガソンが燃えている。行ったこともないし、つい最近まで聞いたこともなかった町。St Louisの近くなんだな。

  
黒人の少年を射殺した白人の警官が、結局不起訴になったのが原因で暴動が起きている。抗議のデモに参加した人たちが車を破壊したり、建物に火をつけたり。。。警官はこの少年に殴られたと証言し、他にそれを完全に否定できる証拠も無し。被害者と警官が同じ人種だったなら不起訴でも暴動は起きないだろう。いやはや、やはりアメリカの人種問題は未だに根が深い。
  
このファーガソンという町は、白人と黒人の割合が急激に変わっていったようだ。1990年には白人が74%、黒人25%だったのに、2010年には白人は29%、黒人が69%。20年の間に、ほとんど黒人の町になっている。犯罪の発生率は全米平均300に対してファーガソンは381、特に高くもない。ちなみにオークランド市は1000を超えている。
カリフォルニアのサンタローザでも、偽のライフルを持っていた13歳の少年(ヒスパニック系)を、警官が射殺した事件があって暴動が心配されたが、いまではすっかり忘れ去られているようだ。ファーガソンの事件がここまで騒ぎが大きくなるのは何故だろう。どこかで誰がが騒ぎを煽っているような気がしてならない。。。人種問題は根が深いのか、誰かが執拗に根を深くしているのか。。。どっちにしても根が深いなぁ。