こっそり感謝する息子

クリスマスの朝4時頃だろうか、猫ドアの鍵をかけ忘れていたらまたラクーンがキッチンまで侵入してきていた。猫用のドライフードにしか興味の無いラクーンは、テーブルに置いてあるシリアルとかチョコレート、フルーツには目もくれない。しかし、猫のエサはしっかりとタッパーウェアに入れられており、これを開けることができずに下に落っことして大きな音がした。眠りの浅い自分はハッと目が覚めて、慌ててキッチンに行くとラクーンも慌てて逃げ出していた。エサ入れが少し汚れたくらいでこれと言った害も無いのだが、やはり下水道に住んでいる動物がキッチンに入ってくるのは気持ちが悪い。何か対策を講じなければ。
  
そして、その時にこっそりと息子がテーブルに置いたThank Youカードに気がついた。クリスマスだからだろうか。後で聞いたら午前3時までかかって作ったらしい。私宛のカードは「Forrest Gump」、女房宛は「127 Hours」とお互いが一番気に入っている映画がテーマになっている。しかもただの絵ではなく、3Dになっている凝りよう。カードの裏には「Thanks for always being there for me.」と書いてある。翌朝お礼を言ったら思いっきり照れていた。可愛いもんだ。素敵なクリスマスになった。