Active Shooter training

会社でよくあるリーダーシップトレーニングの一つとして、"Work place violence"についてのトレーニングに強制参加させられた。セクハラトレーニングはよくあるのだが、職場での暴力って理不尽な上司にブチ切れて殴ったりすることなのか、それとも「言葉の暴力」などにも気を付けましょう的なトレーニングなのかなー、などと思っていた。しかしプレゼンテーションには"Active Shooter"と書いてある。一瞬意味が分からなかったのでググってみると、

An active shooter is an individual actively engaged in killing or attempting to kill people in a populated area.

  
ふーむ、会社員にこんなトレーニングするのか?と思いつつ話を聞いていた。主な内容としては、会社の中で「キレやすそうな人」の見分け方、そしてそんな人に気がついたらどう対処すべきかをかなり時間かけて説明していた。例えば、いつも会議とかで文句ばかり言っていた人が急に何も言わなくなったら、「静かになって良かった。」と思うんではなく、彼、彼女の中で何かが変わった、ブチ切れるサインかも、と考えろと。みょうにダブダブのジーンズを履いて、大きめのシャツを着ていたら拳銃などの武器を隠しているんじゃないかと疑えと。どこかの会議室などに入ったら、出口はどこか、もし殺人犯がマシンガンを持って入ってきたらどうやって逃げるか、あるいはどうやって抵抗するかを考えろと。職場でそんな事を考えなければいけないアメリカ。わざわざそれに対するトレーニングをやってくれる会社。悲しすぎる現実だし、バカバカしいなどと思っていたら、その日にアッ○ル社の会議室で死体が発見されたというニュースが飛び込んできた。殺人事件なのか分からないが、例えば人員削減などで腹を立てた人がブチ切れてショットガンを持って会社に乗り込むことはあり得る話。そんな世の中になっちまったかと思うと悲しい。。。さらに、このトレーニング効果で、どこに行っても非常口などを確認するようになってしまった単純な自分も悲しい。。。素直すぎる。

AT&T U-Verseを捨て、再びComcast (Xfinity)

先週の夜にComcastの営業マンが夜訪ねて来た。いつもなら「セールスお断り!」と追い返すのだが、何故だかドアを開けてしまった。いかにも嫌そうな顔で話を聞いていたのだが、このセールスマンを追い返さなかったのは何故だろう。
  
今の家に引っ越した当時は確かComcastのケーブルテレビだった。しかし、あまりのサービスの悪さに腹が立ち、7-8年前にAT&T U-Verseに乗り換えた。これと言って大きな問題は無かったのだが、どうしても何十年前に設置された銅線の電話線でインターネットではなかなか伝送速度が出なかった。世の中の多くの人たちが光ファイバーなどでGbits per secのスピードを楽しんでいるのに、電話線が古いうちの近所では最大でも15Mbpsとかなりショボかった。数年前に一度伝送速度が比較的速いComcastに戻ろうとオーダーしたが、1回目のアポは数時間遅刻。2回目は「新しいケーブルを繋ぐのにお宅の木が邪魔でできません。」木をトリムして挑んだ3回目は、「電話番号がリリースされていないので、新しい番号になります。」と言われブチ切れて追い返した。サービスというか対応悪すぎ。
  
今回来たセールスマンにもその事を嫌味たっぷりに言ったのだが、「今回は私が責任を持ってやります!」と懇願する。半ば、「まあどうせダメだろうから。。。」と思いつつ彼にチャンスを与えた。今朝は約束の時間に1時間ほど遅れて取り付けの人たちがやって来た。家の中のケーブルの引き回しを見て「どの線がどこにつながっているかよくわからない。新しいケーブルを引き回す必要があります。」と言う。「ああ出た出た、結局出来ないって言うんだろうな。」と思って見ていたら、車3台、計4名のテクニシャンが色々と解決策を話し合いながら、予定より1時間くらいの遅れで全て取り付け完了。ケーブルテレビ、インターネット、家の電話、そしてセキュリティシステム、全てがComcastになってしまった。しかも約束通り取り付け工事は無料。おいおい、Comcast、見直したよ〜。と言うことでその後に取り付け作業の評価のアンケートが来た時は思わず最高得点をあげてしまった。今の所満足度高し。もちろんインターネットも以前に比べれば相当速い!左が以前のAT&T, 右が現在のXfinity。約10倍ってことで、やっと4K videoなどをイラつかずに観れるw。

地震予知は不可能なのか

姉から「前回よりもっと大きい地震が来た!」とメッセージが来た時には俄かには信じ難かった。実際に震度は前日の震度7に比べて震度6強。しかしマグニチュードで言うと今日の方がM7.3でかなり大きい。大きな地震は一度起こるとそれで溜め込んだエネルギーを放出し、その後は弱めの余震が続いて収まるものだと思い込んでいた。まさか1日以上おいて更に大きな地震が発生し、後でとってつけたように「これが本震でした。」などと言われても。。。昨日の地震で揺れ始める数秒前に携帯電話向けに地震の警告が送られたそうで、少しは地震予知が進化しているのかと思っていた。しかし、最初の地震から「今後も大きな揺れが予想されます。」くらいのことを発表しても何をすれば良いのだろうか。家を出て避難所に移れ、と言うことなのか。それとも後で「ほら、言ったでしょう。」的な警告なのか。
  
被災地にいる訳でもないのに、仕事中も数分おきに地震速報を見てしまい、「ああ、また震度5の揺れが。。。」などと一人よがりの心配ばかり。こんな緊急時に両親の近くにいてあげれない親不孝。罪悪感で打ちひしがれてしまいそうだ。
  
そんなこんなでイライラしている時、とあるメディアのニュース速報を見ようと思ったら海外からは観れないと。。。こんな時くらいさぁ、なんとか融通きかせて欲しい。金払ってでも観てやるよ、と言いたい。

平成28年(2016年)熊本地震

いつもは午前5時過ぎくらいから目が覚めてしまって、意味もなくスマホをチェックしたりしているのだが、今日に限って6時過ぎまで熟睡。少し風邪気味だったせいかな。そして起きた頃には友達や知り合いから多くのメッセージが入っていた。何事かと思いみてみると「熊本で震度7地震!」と書いてあった。飛び起きてキッチンに行き、生家に電話してみるが誰も出ない。親父の携帯にかけても留守電に行ってしまう。とりあえず姉貴にLINEでメッセージを送るがすぐには見ていないようだった。ニュースを調べてみると地震発生から30分くらいしか経っていなかった。そして驚いたのは震源地が生家があって、両親が住んでいる町。友人たちは地震発生の直後にメッセージを送ってくれたらしい。夜の間は家の電話も鳴らないようにしているし、スマホも"Do Not Disturb"モードにしてある。メッセージのお知らせも出なかったのでぐっすり寝ていたのだ。
  
10分ほどしたら姉からLINEで返事が来て「これから両親の様子を見に行く。」とのこと。姉と彼女の家族は無事のようだ。その20分後くらいに電話をかけ続けていたらやっとお袋が出た。耳が遠く、少し痴呆が始まっているらしいが、かなりの揺れに動揺している様子は分かった。そのうちに姪っ子が生家に到着したらしく電話に出てくれた。「ばあちゃんは無事、じいちゃんは近所の様子を見に出かけた。」と聞いて一安心。屋根瓦がかなり落ちたとおふくろや姉貴からも聞いたが、それ以外に家屋倒壊などの被害は無いようだ。戦後すぐに山から下りてきて建てられた家。すでに築70年ほどだろうか。もちろん耐震対策など何もしていない家なので心配したが、逆に昔の農家の家は大工さんがちゃんと建てているのだろうか。
  
もう一人の姉も生家に駆けつけて無事が確認できた。しかし停電しているし、かなり大きな余震が続いているようでしばらくは姉の車で待機していたらしい。一夜明けて連絡を取ってみたが、やはり屋根瓦が落ちたのと、隣のブロック塀が倒れたくらいしか伝わってこない。ニュースで見ると住宅街の辺り(うちは農村地帯の方)の被害が大きいようだ。亡くなった方もいるし、大きな被害が出ているのも事実だが、姉からのメッセージでは運転もできているようだし、ほとんどの地区は落ち着いてきている感じを受けた。しかしマスコミの報道を見るとまるでこの世の終わり。。。この温度差は何だろう。むやみに被害の大きさを誇張して伝えるのはやめて欲しい。
  
今回の件で一番感じたのは緊急時の連絡方法の大切さ。LINEは以前にアカウントを乗っ取られてやめていたのだが、姉とだけ連絡用に再開していた。これのおかげで連絡がついたが、夜だと向こうから連絡が来てもお知らせが出ない。生家にwebcamでも取り付ければ良いのだが、何となく両親を監視しているようだし。。。その昔、ネットに繋いでお湯を沸かしたら通知が入る、iポットみたいなものもあった。年老いた両親でも簡単に使える連絡用のものを探してみよう。まあ、一番いいのは自分が日本に戻って親の面倒を見れば良いのだが。。。いろいろ考えさせられる地震だった。

Marin Ultra Challenge 50K

去年に続き2年連続で参加して来た。今年は25km部門の優勝賞金が$1,000、50マイル部門が$400。スタート前に参加者を観察したが、いかにも速そうなランナーが大勢。自分が参加した50km部門は賞金無し。そしてそこには、ツールドフランス七回優勝、しかしドーピングで全ての自転車競技、そしていくつものマラソン大会などからも出場を禁止されている、あのランスアームストロングも50km部門に参加していた。これに関しては「あんな奴を競技に出すのはけしからん!」との意見が多かったが、自分的には「賞金も無いし、一人のおっさんとして参加するのはいいんじゃないの。」くらいの感じ。スタートで特に探したりもしなかった。(結果、彼は11位だったようだ。)
  
先週からの大雨で、本来のスタート地点だったFort Bakerが使えなくなり、Rodeo Beachに変更。これに伴ってコースも少し変更。もちろんトレイルは雨でグチャグチャ。途中は倒木が何本もあったり、トレイルが完全に水没していたり、あるはずのない川渡りも何度もあった。


  
レース中も大雨が降り出してびしょ濡れになったりしたが、あまり気にはならなかった。しかし、吹き飛ばされそうになるくらいの強風には参った。。。幸い海側からの風だったので、崖の下側ではなく山側に倒れそうになりそうになりながら走った。グチャグチャの足場にこの強風。少しめげそうになったのは確か。
  
しかし、今回は寒かったせいか胃の調子が良かった。とにかく持参した麦茶、Power Gelとそしてエイドステーションで入れてもらう水以外は一切手を付けず。とにかく脱水症状にならないよう水分をとり過ぎるくらいとった。途中で一度トイレに寄ったが、それ以外はエイドステーションでも1−2分しか止まらず走り続けた。胃がやられないと最後まで食べれるし、体力も続く。18マイルくらいで疲れを感じたが、25マイル過ぎで急に元気が戻った。結果は6時間10分くらい。速くもないのだが、去年に比べると40分くらい短縮。自分的には大満足。来年も出ようかな。しかし、この大会は速いランナーが集まりそうだなー。

Shenzhen (深セン)

これまた初めての中国。香港も中国なんだろうが、途中で香港の出国、中国の入国審査があった。車で迎えに来てもらったのだが、その車には中国、香港の両方のナンバープレートが付いていた。しかも左側通行から右側通行に変わるし。なんとも不思議な場所だ。
  
泊まったのは深セン 福田地区にあるSheraton Four Points。中国語では「深圳福朋喜来登酒店」と書く。「福朋」の発音がFour Points, 「喜来登」がSheratonの発音にあてはめられているらしい。外来語は漢字の意味ではなく、発音で選ぶようだ。
  
ここでも色々な食事をしたが、何より驚いたのが地元の人が地元のレストランや出される食事を信用していない事。綺麗なレストランでもまず席に着くとお湯が入った急須が出てくる。これで皆が湯のみ、箸、茶碗などをゆすいで消毒(?)する。その後にやっとお茶が出てくる。ビールを頼む際も、地元の人が「缶ビールの方がいい。」と忠告。瓶ビールだと中身を詰め替えている可能性があるそうだ。そして地元民が一番心配しているのは調理に使う油。使用済みの油が何度も使われることがあるそうだ。もちろん日本や他の国でも同じような事はあるのだろうが、中国人は地元のfood safetyに対して異常なほどの心配をしている。実際の問題はかなり深刻なのだろう。
  
それから、知ってはいたが中国でGoogleはほとんどあてにならないと言うこと。仕事前に走りに行ったのだが、Google Mapに表示が出てくるのでそれを見ながら走っていたら、どうやら2ブロックくらいは平気でずれているようだ。おかげで3マイルくらい走るつもりが迷って6マイルくらい走った。
  
あと失敗談としては、とあるお店に行ったのだがとにかく全く英語や日本語が通じない。一緒に行ったマレーシアの中国人も北京語がしゃべれないため全く訳が分からないとこぼしていた。せめて簡単な会話くらいは出来るようになって再挑戦したいw。

香港へ

初めて香港に滞在。仕事は中国の深センなのだが、週末を深センで過ごすよりは香港の方が楽しいだろうと、香港島で過ごすことにした。ホテルはWan Chai (灣仔)にある、Gloucester Luk Kwok Hong Kong Hotel。予約はすべてAMEX Travelに任せたので、何故このホテルになったか良く分からない。西洋人がたむろするバーが多かったので、アメリカ人はこの地域を好むのだろうか。日系のラーメン屋とかカラオケ屋があるのはTimes Squareの辺りだと思う。(良く知らないが)。
  
とりあえずエビワンタン麺を食べたり、軽く香港を楽しんだ後軽く走りに行った。幸い空気はそれほど悪くなく、運動に影響出るほどではなかった。しかし学んだのは、香港の昼間は走るもんじゃねー、と言うこと。とにかく人が多い。気を取り直して、翌朝はVictoria Peakまで走って登ってみた。ホテルからThe Peakまで走り、頂上のトレイルをぐるりと廻り、また走ってホテルまで戻って約12マイル。山に登るトラムの横にトレイルがあり、そこからOld Peak Roadを登った。確かにかなり急な坂道だが、いつもトレランで鍛えているのでさほど気にはならなかった。頂上にスタバもあったので、そこで腹ごしらえしたり水分補給したりできて便利だった。



  
ペナンはGeorge Townがユネスコ世界遺産に指定されていたりするので、古い時代の建物や文化が残っている。シンガポールは新しくなりすぎて自分的には少しつまらない気がする。そして香港はその中間くらいか。よく見れば古い文化を感じられるが、どうしても新しいものばかりが目についてしまう。もう少しのんびり滞在して、古き良き香港の文化を楽しみたい。